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「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を読んだ

投稿時刻2022年4月30日 06:10

裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を 2,022 年 04 月 30 日に読んだ。
橘玲氏が書いた本。

目次

メモ

もっとも成功した一人ヘッジファンド p80

2,000 年代のはじめ頃のことで、山本さんは自ら開発した株式市場や商品市場の自動売買プログラムで安定した利益をあげ、
同業者から「もっとも成功した一人ヘッジファンド」と呼ばれていた。
1,970 年生まれだから、当時はまだ 30 代半ばだった。
だが 2,019 年、山本さんは不慮の事故で帰らぬ人となってしまう。
山本さんが動かしていたのはわずか 4 本のプログラムで、本人が死亡してからも動きつづけ、 1 週間で 700 万円以上の利益を生んでいたという。

ハックされる個人投資家 p132

「勝てるはずのない」競馬で巨額の利益を得ていた者が実際にいたことは一時期話題になったものの、
「ギャンブルの科学」を知っている者にはさほどの驚きはなかっただろう。
すでに 1,980 年代には、香港のハッピーバレー競馬場のデータを統計解析したベッティング・シンジケート(賭け会社)が活動しており、大きな利益をあげていたからだ。
その手法の一部は、シンジケートを結成したビル・ベンダーが 1,994 年に論文として発表している。
ベンダーはこの論文で、勝敗に関係する要因を回帰分析で見つけ出し、モデルの勝率とオッズ(賭け率)の乖離によって賭ける額を最適化することで、興行主が課するコストを上回る利益をあげられることを示した。