「中学生からの作文技術」を 2,023 年 02 月 02 日に読んだ。
目次
メモ
「かかる言葉と受ける言葉」のおさらい p42
「文」は「かかる言葉」と「受ける言葉」で成り立っている。
文の理解には「主語・述語」「修飾・被修飾」関係などより単純な「かかり・受け」関係を勧める。
文章の長さは、わかりにくさとは関係ない。
「かかる言葉」と「受ける言葉」は近いほどわかりやすい。
「美しい水車小屋の娘」は「水車小屋の美しい娘」のほうが誤解されない。
「かかる言葉の順序」のおさらい p88
かかる言葉の順序には、四つの原則がある。
「節」を先にして、「句」をあとにする。
同じ「節」 (または「句」) では、長い方を先にする。
長さが同じくらいのときは、大きな内容の方を先にする。
「長さ」も「大きさ」も同じときは、前後の言葉のなじみ具合で配置を考える。
「漢字の使い方」のおさらい p134
漢字は多すぎても少なすぎても読みづらくなる。
「漢字」にするか「かな」にするかは、その前後で適当な方を選ぶ。無理に統一してはならない。
文章における漢字は「わかち書き」の役割も果たしている。
「こん虫」「い草」「し尿」など漢字とヒラカナの混用は、前後のヒラカナとくっついて読みにくくなるため、使うべきではない。
送りがなは無理に統一する必要はないが、同じ筆者なら同じ方法で書くべきである。