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「世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく」を読んだ

投稿時刻2023年3月19日 07:00

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく」を 2,023 年 03 月 19 日に読んだ。

目次

メモ

まえがき p2

みなさんの将来の夢は何ですか ? 今どのような悩みがありますか ? 
壁に直面したとき、自分の力で乗り越え、人生を切り開いていけるという自信はありますか ?
それとも、あきらめてしまいそうですか ?

この本で紹介する「考え抜く技術」、そして「考え抜き、行動をする癖」を身につければ、
たとえば苦手な教科を克服する、部活でよい成績を残す、文化祭を盛り上げるといった、
日常生活で直面するさまざまな問題を解決できるようになります。
そして、自分自身の才能と情熱が許す限り、夢を実現する可能性を最大限まで高めることができるようになります。 

つまり、自ら責任が持てる人生、後悔しない人生を生きることができるようになるのです。 

どんなに大きく複雑に見える問題でも、いくつかの小さな問題に分解すれば解けるのです。
一度そのこと気づけば自信がつくし、前向きになるし、精神的にも余裕ができます。
そして、自ら考え、決断をし、行動することの楽しさを知り、人生を切り開くために必要な癖が身につくのです。

こんな人たちを知りませんか ? p11

「どうせどうせ子」ちゃんは、壁に直面すると、「わたしなんてどうせダメよ」 とすぐあきらめてしまうタイプです。

「評論家」くんは、口ばかり達者です。
「問題はこれだよ」「あの人が悪いんだよ」と自分なりの意見を持っていて、
人にあれこれ指図はするけど、言いっぱなしで自分では何もやらない。

「気合いでゴー」くんは、何に対してもやる気があって、前向き。
これはすごくいい素質です。

その点、 問題解決キッズは常に具体的な目標を持っています。
問題が起きたことを嘆くのではなく、前向きに「どうすればよいか」を考え抜いて、すぐに実行します。
必要があれば、方向修正もします。
考えて行動することそのものを楽しんでいて、成功からも失敗からも何かを学び取ってどんどん進化するのです。

“右脳型” 問題解決とは ? p8

右脳型問題解決力とは、自分の感性を生かして問題を発見し、クリエイティブに解決する力のことです。
左脳を生かし、論理的に考えるだけでは、なかなかブレークスルーとなるような解決策は生み出せません。
みなさんは右脳を生かして問題解決できていますか ?

カチコチくん
「これはこういうものだから」「これがうちの昔からのやり方だから」と、
過去の考え方や常識にとらわれて、頭がカチコチに固まってしまっているタイプ。
いまのやり方を疑うことも、より良い方法がないかと問うこともない。
誰かが新しいチャレンジをしようとすれば、「なに熱くなっちゃってるの ? 」と
皮肉を言い、誰かがアイデアを出せば、「でも」と反射的にダメ出しして、すぐさま否定する。

ひとりよがりちゃん
自分の技術や感性を信じて、ひたすら突き進むタイプ。
カタチにしたものがとヒットすれば、「ほれ見ろ。 ワタシ天才 ! 」。
受け入れられなければ、「ワタシのセンスがまだわからないかぁ。時代よ早く追いついてこい」と、なぜかうれしそう。
芸術ならひとりよがりでいいかもしれないけれど、人に必要とされないアイデアでは問題は解決できません。

ねぇ、ねぇちゃん
アイデアを自分で考えようとせず、「ねえ、何が不満 ? 」「ねぇ、何が欲しい ? 」と他人の意見を聞いてばかりいるタイプ。
あなたが問題を解決してあげたい誰かの意見を聞くことは大事だけれど、それだけでは本人でさえ気づいていないような不満点は発見できないし、
問題を解決するアイデアを考える「作家」は彼らではなく、あなたなのです。

かかえすぎくん
途中で誰かにアイデアをぶつけて、反応を見ることも、意見をもらうこともなく、自分が完璧だと思うまで抱え込んでしまうタイプ。
時間と労力とお金をかけた後で、初めて誰かにぶつけて、欲してもらえないものだったと気づいても後の祭り。
途方にくれるしかありません。 

一方、右脳型問題解決キッズは、第一に好奇心・変革心が旺盛です。
常識やこれまでのやり方を前向きに疑い、常により良い方法がないかを考え、カタチにしようというエネルギーに満ちあふれています。

そして、次の3つのステップを高速で回し、主体的に問題を発見し、クリエイティブに解決していきます。
Step1 ペインポイントをつかみ、問いをたてる
Step2 アイデアを広げて、絞る
Step3 カタチにし、テストする

右脳型問題解決キッズであっても、最初から素晴らしいアイデアが出てくることはまれで、大半はゴミ箱行き。
そして「これだ ! 」と選び抜いた解決策でさえ、失敗することも多いものです。