「ユーモアは最強の武器である」を 2,023 年 07 月 03 日に読んだ。
目次
メモ
p18
私たちの発見は、それこそ至るところで、「真面目さと陽気さは相反する」という誤った思い込みを覆し、陽気でいきいきとした生活がもたらす大きなメリットを明らかにしていった。
私たちの研究が解き明かしたことがあるとすれば、深刻な事態に対処するために、自分自身が深刻になる必要はないということだ。
真面目さと陽気さのバランスが取れると、相乗効果が生まれる。
だからこそ、これからその方法を学ぼうというわけだ。
笑いを忘れた大人たち p31
ユーモアのセンスの集団的な喪失は深刻な問題であり、世界中の人びとや組織を悩ませている。
私たちはみんなでユーモアの崖を転げ落ち、厳粛さの深淵にはまってしまう。
深淵のどん底にいるのは私たちだけでなく、166か国、140万人の調査回答者の大多数の人びとも一緒だ。
このギャラップ調査では、人びとが1日に笑う/微笑む回数は、28歳ごろから急激に減り始めることが明らかになった。
このパターンはある程度、理にかなっている。
私たちも、子どものころはしょっちゅう笑っている。
平均的な4歳児は1日に300回も笑うのだ(いっぽう平均的な40歳は、2~3か月で300回笑う)。
やがて大人になって働き始めると、笑顔と引き換えにネクタイを締め、パンツスーツを着て、きゅうに「真面目で重要な人物」になってしまう。