Chocolatey の使い方です。
Windows をクリーンインストールした際などに Chocolatey でソフトウェアを自動的にインストールすることができるので便利です。
目次
- PowerShell を管理者権限で起動する
- Chocolatey をインストールする
- Chocolatey のヘルプを表示する
- Chocolatey でパッケージを検索する
- Chocolatey でソフトウェアをインストールする
- PowerShell のスクリプトファイルを作成して、ソフトウェアをインストールする
- Chocolatey でソフトウェアをインストールする際の注意点
- おわりに
- 参考記事
PowerShell を管理者権限で起動する
Win
キーを押し、 PowerShell と検索し、 Ctrl + Shift + Enter
キーを押すと、 PowerShell を管理者権限で起動することができます。
Ctrl + Shift + Enter
キーを押さずに、右クリックを押し、 管理者として実行
をクリックしても管理者権限で起動することができます。
Chocolatey をインストールする
PowerShell 上で下記のコマンドを実行すると、 Chocolatey のインストールが開始されます。
実行ポリシーの変更は、現在のプロセスのみに適用されますので、再インストールをする場合などでも Set-ExecutionPolicy
で実行ポリシーの変更が必要となります。
$ Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://community.chocolatey.org/install.ps1'))
Chocolatey のヘルプを表示する
Chocolatey をインストールできたか確認する場合、 choco
や choco -?
、 choco --help
コマンドでヘルプコマンドを実行します。
ヘルプコマンド実行後に Chocolatey のヘルプが表示されましたら、インストールは完了です。
Chocolatey でパッケージを検索する
Chocolatey のトップページで、 Find Packages
のリンクからパッケージを検索できるページへ移動することができます。
Packages のページでパッケージを検索することができます。
試しに検索してみると、色々なソフトウェアをインストールできることを確認できます。
Chocolatey でソフトウェアをインストールする
Chocolatey でソフトウェアをインストールする方法です。
Sysinternals をインストールする場合、下記のコマンドを実行します。
$ choco install sysinternals
インストールする際に、下記のコマンドのように -y
オプションを付与すると、インストールする際の確認をすべて承諾することができます。
$ choco install sysinternals -y
-y
ではなく、 --yes
や --confirm
でも確認を承諾することができます。
$ choco install sysinternals --yes
$ choco install sysinternals --confirm
PowerShell のスクリプトファイルを作成して、ソフトウェアをインストールする
chocolatey-install.ps1
のようなファイルを作成します。
下記のようなインストールコマンドを作成したファイルに記述します。
choco install sysinternals -y
choco install vscode -y
choco install git -y
choco install nvm -y
PowerShell を管理者権限で起動します。
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force
コマンドで実行ポリシーを変更します。
作成した ./chocolatey-install.ps1
のようなファイルを実行します。
そうするとファイルに記述したコマンドが実行され、ソフトウェアがインストールされます。
Chocolatey でソフトウェアをインストールする際の注意点
PowerShell は管理者権限で起動する必要があります。
PowerShell の実行ポリシーを下記のコマンドで変更する必要があります。
下記のコマンドの場合、現在のプロセスの実行ポリシーのみが変更されますので、 PowerShell を起動し直すたびに、下記のコマンドを実行する必要があります。
$ Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force
おわりに
Chocolatey の使い方でした。
特定のソフトウェアをインストールする場合、手動での操作が必要になる場合もあります。
ある程度のソフトウェアは自動的にインストールすることができますので、 Windows のクリーンインストール時などに便利かもしれません。