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「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」を読んだ

投稿時刻2023年2月2日 06:40

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」を 2,023 年 02 月 02 日に読んだ。

目次

メモ

文章はシンプルに p18

文 句点「。」で区切られたもの。
文章 文が集まったもの。

削りやすい言葉の候補 p21

接続詞 「そして」「しかし」「だから」など
主語 「私は」「彼が」など
指示語 「その」「それは」「これは」など
形容詞 「高い」「美しい」「楽しい」「嬉しい」など
副詞 「とても」「非常に」「すごく」「かなり」など
意味が重複する言葉
まず最初に 最初に
思いがけないハプニング ハプニング
馬から落馬する 落馬する
はっきり断言する 断言する
余分な贅肉 贅肉
など

1 文の長さの目安は、「 60 文字」以内 p21

精査した結果、 1 文の長さは「 60 文字以内」が好ましいことがわかりました。
また、「 80 文字だと長すぎる」ことも、多くの書籍に共通する意見でした。

ワンセンテンス・ワンメッセージ p23

文字数を数えなくても、「ワンセンテンス・ワンメッセージ」を心がけると、文は自然と短くなります。

伝わる文章には「型」がある p26

「結論が先、説明があと」の「逆三角形型」が基本
説得力を高めたいときは「結論 -> 理由 -> 具体例 -> 結論」の「 PREP 法」
論文は「序論 -> 本論 -> 結論」の「三段型」で書く
文章のプロの共通ノウハウの 2 つめは、「文章を『型』に当てはめる」です。
「型」とは、「文章の流れを示すパターン」のことです。

文章のプロが使っている 3 つの型 p27

逆三角形型 「結論 -> 説明」
結論を先に述べる。
新聞記事、ビジネス文書、実用文向き。
PREP 法 「結論 -> 理由 -> 具体例 -> 結論」
結論を述べたあと、結論に至った理由と具体例を述べる。
ビジネス文書、実用文向き。
三段型 「序論 -> 本論 -> 結論」
結論を最後に述べる。
論文向き。

説得力を高めたいときは「結論 -> 理由 -> 具体例 -> 結論」の「 PREP 法」 p30

PREP 法は、逆三角形型と同様に「結論が先」です。
PREP とは、「 Point ・ Reason ・ Example ・ Point 」の略です。
PREP 法の 4 つの要素
P (Point) = ポイント、結論
「○○○○の結論は○○○○です」

R (Reason) = 理由
「なぜならば、○○○○だからです」

E (Example) = 事例、具体例
「実際に、○○○○といった事例がありました」

P (Point) = ポイント、結論、まとめ
「したがって、○○○○の結論は○○○○になります」
逆三角形型の「説明」の部分に「理由」と「具体例」を盛り込み、最後にもう一度「結論」で締めくくります。
ビジネス文書やプレゼンテーションだけでなく、ブログ記事を書くときにも使える便利な型です。

ひらがなとカタカナはバランス重視で p46

今回調査した 100 冊に含まれていませんが「漢字か、ひらがな」で迷ったときの目安になるのが、
共同通信社が発行する「記者ハンドブック」です。
「記者ハンドブック」には、報道関連の用字用語の決まりや表記の基準が提示されています。

文章は必ず「推敲」する p51

推敲の 4 つのポイント
時間を置く
プリントアウトする
声に出す (音読)
他者の目を入れる
推敲の 10 のチェック項目
書かれている無いように間違いがないか、論理が破綻してないか点検する
文字を削って、 1 文を短くする
改行や空白行で余白をつくる
句読点を適切に打つ
漢字、ひらがなの比率を適正にする
表記と用語を統一する
不快感をともなう表現、差別用語を避ける
主語と述語の関係を見直す
重複表現を避ける

接続詞を「正しく」使う p72

接続詞を「使いすぎ」も「使わなすぎ」もダメ
必ず入れたいのは「逆のこと」を書く場合
順接
前に述べたことが、あとに述べることの原因・理由となること。

逆接
前に述べたことを否定すること。
接続詞を使ったほうがいい 4 つの理由
接続詞で文をつなぐことで、論理展開を意識しながら書くことができる。
接続詞を使ったほうが、論理が破綻しにくくなる。
書き慣れていない人は、接続詞を使わずに文をつなぐのが難しい。
接続詞のあとの文を強調できる。

接続詞の 4 つのルール p75

なくても意味が通じる場合、削除する。
「順接」の接続詞は、なくてもいい場合がある。
「逆接」の接続詞は、あったほうが、文意が伝わりやすい。
論文では、接続詞が多くなってもかまわない。
論文では、整った日本語を書くこと以上に、「論理展開を正しく読者に伝える」ことが目的なので、必要なところにはしっかり入れる。

必ず入れたいのは「逆のこと」を書く場合 p76

おもな逆接の接続詞
しかし、しかしながら、だけど、けれども、ところが、なのに、
にもかかわらず、とはいうものの、とはいえ、それでも、それなのに

最初は接続詞を使って書き、あとから削る p78

最初は、論理展開が破綻しないように、接続詞を気にせずに書きます。
書き終わって読み直したときに、「なくても意味が通じるかな」と思った接続詞は削除します。
接続詞をうまく使う書き方のコツ

接続詞を気にせずに書く
論理展開や文章の流れを重視する。

書き終えたあとで、「削れる接続詞はないか」を考える
とくに順接の接続詞は削れることが多い。

削るか残すか迷ったときは、「残す」ようにする
削りすぎて論理展開がわからなくなってしまっては、元も子もない。

とにかく書く、たくさん書く p120

時間を決めて毎日書く
書いた文章を自分でほめる
とにかく書いたほうがいい 2 つの理由
文章が上達するから
書く内容が固まるから

時間を決めて毎日書く p121

20 分でも 30 分でもいいから、毎日時間を決めて書く
決めた時間はとにかく手を動かし続ける
書く機会を増やす
書く機会を増やす 7 つの方法
新聞や雑誌、ネットに投稿してみる。
日記をつける。
ブログを書く。
葉書や手紙を書く。
メールの返信を丁寧に書く。
映画や演劇、本の鑑賞ノートをつける。
読んだ小説のあらすじをまとめる。
なかでも、 100 冊の中に多く出てきたのは、「日記」です。

時間を置いて読み直す p53

文章のプロの意見をまとめると、
寝かせる時間の目安は、「理想は 1 週間、最低でもひと晩」になります。

「は」と「が」を使い分ける p142

「は」はすでにわかっていること、「が」はわかっていないことに使う
「は」がついても、主題になるとは限らない
「…が」を使っていいのは「逆接」のときだけ